本の買取は店頭・出張・宅配のどれがおすすめ?

本の買取は店頭・出張・宅配のどれがおすすめ?

学生時代に講義で使用した教科書、社会人になってから仕事のスキルを身につけるために使用した実務書・・・

これらの書籍の多くは、専門性が高い、価格が高い、出版部数が少ない”専門書”に属しており、古書市場では高値で取引されています。

専門書は大学の講義の終了、仕事のスキルの習得以降、使用しなくなるため、多くの方は何らかの方法で処分を検討されるのではないでしょうか?

もし、読み終えた専門書の処分をお考えなら、専門書を専門に扱う買取店への売却がおすすめです。

昨今の古書市場では、ネット販売を通じ、入手が困難な専門書が多くの人に求められており、専門書の供給は常に不足の状態に陥っています。

売手の利便性向上を目的に買取業者側も従来の店頭買取だけでなく、出張、宅配といった様々な買い取り方にも対応しています。

今回は専門書を売る際に利用できる店頭、出張、宅配の買取について、それぞれのメリット、デメリットを紹介しながら、どの買取方法を選ぶべきか?について紹介します。
 

店頭買取(持ち込み)

店頭買取とは?

古書買取店に直接専門書を持参する買取を"店頭買取"といいます。

一冊でも査定に応じてくれるため、手軽に利用することができます。

店舗を持つ買取店の多くは、需要の高いコミックスや文芸書、また書籍と併せてゲーム、DVD、Blu-rayなどの買取に力を入れています。

全国展開しているチェーン店などでは、データベースによる査定システムを活用していますが、買取実績がない場合、どんなに新しい専門書でも最低金額で査定されてしまう場合があります。

そのため、専門書を売る場合には、専門書の買取に力を入れているか?などは、しっかり確かめておく必要があります。

店頭買取のメリット

  • 手軽に利用できる。
  • 1冊から売ることができる。
  • その日のうちに買取金額が受け取れる。

店頭買取のデメリット

  • 持ち込むための労力が強いられる。
  • 買取点数が多いと査定に時間がかかる。
  • 混み合っていると長時間待たされる。
  • 専門書の価値が正確に判断されない場合がある。
  • ネット専門店より査定金額が安い。

 

出張買取

出張買取とは?

買取業社が自宅に訪問して、その場で査定、梱包、持ち出しまで行ってくれる買取を”出張買取"といいます。

近所に専門書の買取店がない、引き取ってもらいたい専門書が多すぎて梱包や運び出しが大変・・・といったことでお困りの方におすすめの買取方法です。

出張買取に対応している買取店の多くはリサイクルショップを兼業しているケースが多く、これらの業者に依頼すると不用品・処分品として引き取られてしまいます。

また出張買取の場合、一冊一冊丁寧に調べずに査定してしまうため、業者や担当スタッフの専門書の市場価格の把握状況に買取金額が左右される傾向にあります。

業者選定の際には、必ず“専門書買取”を専門にしている業者を選定するようにしましょう。

出張買取のメリット

  • 出張費用など諸費用なしで応じてくれる。
  • 業者が専門書の梱包、持ち出しを行ってくれるので売り手の負担が少ない。
  • 店頭買取のように、査定開始までの待ち時間が発生しない。
  • その場で査定をし、当日に買取金額が受け取れる。
  • 買取点数が多いほど、買取金額の割り増しが期待できる。

出張買取のデメリット

  • 大量買取にしか応じてくれない。
  • 一冊一冊の査定金額を示した明細が掲示されない。
  • リサイクルショップなどに依頼した場合、専門書の価値が正確に判断されない場合がある。
  • 「買いたたき」に遭う可能性がある。
  • 在住地によっては対応できない場合がある。 
  • 予め予約が必要で希望曜日に応じられない場合がある。

 

宅配買取

宅配買取とは?

宅配で古書業者に専門書を発送する買取を"宅配買取"といいます。

宅配買取は基本、全国から受け付けています。

そのため、売り手は買取業者の所在地に関係なく利用できるので、遠方であっても査定の高い買取店を選ぶことができます。

宅配買取を専門にしている業者の多くは、店舗を持たず、倉庫などで運営しています。

このような運営方式は、必要最低限にコストが抑えられるため、店舗を持つ買取業者より査定価格が高く設定することができます。

また、査定価格が高いことに加え、在庫状況や需要・供給状況に応じて買取金額を上乗せするキャンペーンなども頻繁に開催されています。

一定の条件を満たすことで送料・梱包資材・手数料が無料になるので、10冊以上の買取では、多くの方が宅配買取を利用しています。

また、宅配に対応した買取業者の多くは事前見積りに対応しており、専門書のISBNを買取店に示すことで破損・汚れ・欠品が無い状態での買取価格を掲示してくれます。

予め買取価格を把握した上で発送するので二束三文の査定を心配することなく、安心して利用できます。

宅配買取のメリット

  • 所在地に関係なく、全国の買取店舗が利用できる。
  • ISBNによる事前見積りにより、発送前におおよその買取金額を知ることができる。
  • 一定の要件(10冊、もしくは買取金額2,000円以上)を満たすことで、諸費用が無料になる。
  • 大量買取にも応じてくれる。
  • 専門書に精通しているので適正な市場価格で買い取ってもらえる。
  • 必要最低限のコストで運営しているので、店舗を持つ買取店より高額な査定が期待できる。

宅配買取のデメリット

  • 事前見積り等で買取業者とのやり取りが発生する。
  • 梱包、発送の手間が発生する。
  • 買取金額が受け取れるまでに数日かかる。
  • キャンセルしたい場合に返送費用がかかる。

 

専門書を売るなら専門買取店の宅配買取がおすすめ

専門書の買取方法とそれぞれのメリット、デメリットを紹介させて頂きましたが、いざ売るときにどの買取方法を選べば良いでしょうか?

分かりやすくお伝えするために、買取方法別に、5つの項目を5段階で評価してみました。
 

買取方法 店頭買取 出張買取 宅配買取
査定金額 1 3 5
特典 1 2 5
対応店舗数 4 1 5
売り手の労力 4 5 3
金額受取りまでの早さ 4 5 3
総合 15/25 16/25 21/25

宅配買取は、査定金額が高く、また買取点数に応じたキャンペーンや買取強化といった特典を利用できるため、総合において、他の買取方法より優位であることを示しています。

金額受取りまでに期間が要する点は否めませんが、高額で買取を希望されるのであれば、宅配買取の利用が断然おすすめです。
 

まとめ

今回は専門書を売ろうと考えている方たちのため、店頭買取、出張買取、宅配買取についてとそれぞれのメリット、デメリットを紹介させて頂きましたが、高額査定をお望みなら、宅配買取を利用すべき、ということをご理解頂けたでしょうか?

最後に今回紹介させて頂いた要約をまとめとして、以下に記載させて頂きます。

  • 店頭買取は、手軽に利用できるが、専門書の取り扱いが少ないため、高額査定を期待することはできない。
  • 出張買取は、引っ越しや遺品整理など、大量の本を処分したい方におすすめ。
  • リサイクル業者が頼んでしまうと二束三文で査定される恐れがある。
  • 宅配買取は、金額受取りまでに期間は要するものの、査定金額が高く、また特典等を併用することで店頭買取や出張買取より高額な買取金額が期待できる。