「人事」とは、企業、その他の団体・組織における職員の処遇などの決定に関する業務を指します。
主な業務として、採用活動、新人研修、人員配置、評価制度の考案が人事の担当範囲になります。
企業では新卒、中途採用などの選考、従業員に対する適切な評価制度など、人材の確保、定着に必要な仕組み作りに苦慮しています。
限られた予算の範囲内で優秀な人材を確保するには、人事について様々な知識や成功事例を学ばなければなりません。
そのため、企業の人事担当者の多くは、人材戦略や成功事例をテーマとした書籍を活用しています。
「労務」とは「従業員にとって働きがいのある環境づくり」を広義の役割としています。
主な業務としては、給料計算、勤怠管理、福利厚生、保険関係の手続きなどです。
労務の場合、労働や税金や保険など、法律の知識を必要とします。
そのため労務に関わる人の多くは、実務書などを購読して必要な知識の習得に活用しています。
人事、労務の業務は企業の人事部で兼務しているケースが多く、人事部に所属する社会人の多くは、両者の学習は並行する傾向があります。
また、人材不足の昨今では、人材確保を企業の重要戦略と位置付ける企業も多く、人事担当者だけでなく、経営者も人事・労務に高い関心を寄せています。
従業員である私たちも一般的な人事・労務に関心を持っている人が多いため、人材戦略の成功事例や優良企業の人事・労務を紹介した書籍は人気を集めています。