本は売るべき?それとも捨てるべき?
大学で使用した教科書、小説、自己啓発本、コミックなど本には様々な種類があります。
本を趣味にしている人は、種類を問わずたくさん読む傾向があります。雑誌は別として"一度しか読まない"ことを前提に本を購読する方は殆どいらっしゃいません。
読み終えた本の多くが自宅に溜まり、置場に困ってしまっている方もいらっしゃるでしょう。
読まなくなった本の対処方法は、"捨てる"、もしくは"売る"に分けられます。
本を売る方法としては、
- 古本屋に持ち込んで売る
- ネットの宅配買取サービスで売る
- ネットオークションなどの個人売買で売る
があります。
ネットの宅配買取サービスは、店舗を持たない買取特化の専門サービスです。運営コストを極力抑えることで買取金額の底上げを実現しています。
ネットオークションは市場価格で直接売ることできます。システム利用料、送料などの諸費用を差し引いても十分な価格で売れることが期待できます。
古書の買取価格は、古本屋しか売る手段が無かった時代に比べ、飛躍的に向上しています。自宅に様々な種類の本を沢山抱えてしまったときの対処としては、“捨てる”より“売る”を選択すべきです。
古書の種類と価値
古本屋、宅配買取サービス、ネットオークションで取り扱っている本のことを古書といいます。
古書には、コミック、文芸書、人文書、実用書、学術書など様々な種類があります。
本の種類別におすすめの買い方と定価に対する買取相場(パーセンテージ)と参考買取価格を紹介します。
コミックス
いわゆる"漫画"。絵とセリフで構成された読み物
お勧めの売り方 | 古本屋 |
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定価 | 440円~ |
買取相場 | 定価の0%~35% |
参考買取価格 | 0円~150円 |
文芸書
一般的な読み物。小説(文庫、ハードカバー)など。
お勧めの売り方 | 古本屋 |
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定価 | 600円~1,500円 |
買取相場 | 定価の0%~30% |
参考買取価格 | 0円~450円 |
人文書
社会、教育、歴史、心理、宗教、哲学、思想などがテーマの本
お勧めの売り方 | 宅配買取サービス |
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定価 | 1,500円前後 |
買取相場 | 定価の10%~50% |
参考買取価格 | 150円~750円 |
実用書
趣味、教養、健康、生活、仕事などがテーマの本
お勧めの売り方 | 宅配買取サービス |
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定価 | 1,500円前後 |
買取相場 | 定価の0%~50% |
参考買取価格 | 0円~750円 |
学術書
学術上の理論、知識などがテーマの本
お勧めの売り方 | 宅配買取サービス |
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定価 | 3,000円以上 |
買取相場 | 定価の10%~50% |
参考買取価格 | 300円~1,500円 |
コミック、文芸書は、宅配買取サービスでは、殆ど取り扱っていません。そもそもの定価が安いことに加え、出版数が多く、発売日からの期日に伴い需要の下り方も大きいからです。
よほど人気があるものでない限り、大半のコミック、文芸書は、一年未満で市場価値を殆ど失ってしまいます。
人文書・実用書の一部、学術書は、専門性の高い内容をテーマとしています。そのような本は"専門書"というジャンルで取り扱われています。
専門書は、時事的な内容をテーマにしたものと、普遍的な内容をテーマにしたものに分けられます。
専門書が高額で買い取られる理由
人文書・実用書の一部、学術書などの専門書が高額で売れるにはいくつか理由があります。
定価が高い
専門書の価格は、コミック、文芸書と比較してかなり高額です。
安いものでも2,000円前後、高いものになると30,000円を超えるものがあります。
価格が価格だけに、気になる、読みたいといった程度の気持ちで気軽に買えるものではありません。
出版数が少ない
専門書はコミックや文芸書に比べて、その発行部数は10%にも及びません。
出版社は在庫を抱えるリスクを避けるため、ギリギリの部数しか製本しません。
また在庫切れとなっても需要が一定数に達するまで、増版しません。
専門書は、全般的に手に入れにくい傾向があります。
一定の需要が確保されている
大学では、専門書を教科書として使用しています。
多くの大学では、名著や定番書などを教科書として採用しています。
専門性の高い職業では、自身のスキル向上や知識習得のため、専門書を活用します。
専門書はコミックや文芸書と違い、必要に迫られて購入される方が殆どです。
そのため、専門書は一定数以上の需要を常に維持し続けています。
専門書買取店に見分けてもらう
不特定多数の古書の実際の販売価格を調べる方法として、書籍をネットオークションなどで検索することで落札価格を調べることがありますが、何十冊の書籍の市場価値を調べるのは大変な労力を要します。
ですから、ネットオークションで様々な本を纏めて売ろうとした場合、適切な価格で売ることは非常に骨の折れる作業となるでしょう。
一方、専門書を取扱う宅配買取サービスは、事前見積もりというシステムを備えています。これは、本の裏面にあるISBN番号だけを買取サービスに連絡して、本の買取価格を見積もってもらうシステムです。
ISBN番号を調べて宅配買取サービスに連絡するだけなのでさほど手間がかかりませんし、古書の市場、希少価値に詳しいスタッフが入念に調べ、その本が専門書であるかどうかを分別してくれます。
ネットオークションなどの個人売買において、売る側はシステム手数料、買う側は送料を負担しなければならないことを考えると、個人売買よりも専門書買取店で売却した方がより効率がよいということができるかと思います。
まとめ
不特定多数の本の中から高く売れる本の特徴、売り方についてご紹介させて頂きましたが、"専門書"が高く売れる理由をご理解頂けたでしょうか?
売り方としては、個人売買、もしくは宅配買取サービスを選択すべきです。
ただ個人売買は、価格設定から売り方まで何から何まで自身で決めなければなりません。
不特定多数の本の売るのであれば、手数料無料の専門書の宅配買取サービスを選択するべきです。
宅配買取サービスは事前見積もりの時点では、キャンセルが可能です。売る、売らないは見積もり結果を次第で決められます。
まずは宅配買取サービスの事前見積りを利用し、買取価格を把握する事をおすすめします。