楽譜の高価買取ランキング10

楽譜とは？

楽譜とは、私たちが耳で聴く楽曲の音を記号や数字に置き換えて紙面化したもので、音の順序、高さ、長さ、強さが記された紙面に沿って演奏したり、合唱したりして使用します。

楽譜は、使用する楽器、演奏形態（ソロ、デュオ、オーケストラ）などによって記号、音階の使用方法が異なるため、目的と用途に応じられるよう、以下のような種類で分けられています。

五線譜：フルオーケストラ、バンド、ピアノ、引き語り、合唱
一線譜：打楽器向け
タブ譜：ギター、ベース、ウクレレなど
文化譜：三味線
工工四：沖縄三味線

一般的に楽譜は、楽器の学習者、音大学生、楽団員など、限られた人にしか利用されないため、書籍の中でも専門書として扱われています。

また、楽譜の購入に際しては、大型書店、楽譜専門店、楽器店などで取り扱っていますが、取り扱い店舗数と出版部数が少ないため、古本市場では楽譜、バンドスコアなどの専門書が多くの音楽関係者に求められています。

楽譜が高価買取される理由

楽譜には、クラシックや人気ミュージシャンのバンドスコアの他に、独学で練習している人も多いギターの教則本やパソコンで作曲、再生するコンピューターミュージック用のものも出版されています。

いずれのジャンルの楽譜も、種類と出版数が少なく、また音楽好きの楽譜購入者の多くは、一度入手した楽譜は手放さずに手元に置いておく傾向があるため、古本市場では常に仕入れが困難な状況に陥っています。

また楽曲が高度で専門性を有するクラッシックなどの楽譜の中には、輸入ででしか手に入らないものも少なくはなく、このような楽譜は高額であり、また発注してから手元に届くまでかなりの期間を要します。

こういった背景に加え、楽譜の価格は一般書籍と比較してかなり高額な価格帯のため、楽譜を求める多くの人は、少しでも安く、早く購入するために楽譜、バンドスコアを取り扱う古本店を利用しています。

楽譜の買取動向

楽譜は、入手が困難な輸入楽譜、絶版楽譜と、人気のアーティストの楽曲のバンドスコアなどとで買取動向が異なります。

入手困難な楽譜に関しては、出版からある程度、期間が経っていても、比較的高額で買い取ってもらえます。

また音楽大学で使用されている定番の教科書や教則本なども同じような動向で取引されており、多少の書き込みや汚れ等があっても、楽譜そのものに希少価値があるため、買取に応じてくれます。

一方、バンドスコアなどは、楽曲の新しさや流行、楽曲の演者であるアーティストの人気などに影響を受けるので、出版日からの期日の経過に伴い、価格が下がり続ける傾向があります。

楽譜を高く買い取ってもらうコツ

楽譜は演奏中に使用するので、他の専門書と違い、使用感、汚れ、日焼け、書き込みなどが多くなりがちです。

既に使い古した楽譜は仕方ないとして、比較的新しい楽譜や今後購入する楽譜に関しては、買取をする場合に備え、コピーをとって使用することをおすすめします。