看護の教科書を高く売る方法

看護の教科書はポイントを押さえることで高く売ることが可能です。
 

看護の教科書とは

看護教育は、看護師となるための養成、実際に看護をする際の能力の向上を目的とした教育のことを指します。看護教育では、一般に看護師免許を取得するための基礎的な教育を含め、助産師や保健師の養成教育も含まれます。また認定看護師、専門看護師の養成教育、大学院における看護研究者の教育もその一部とされることがあります。

看護師になるためには看護師国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けなければなりません。看護専門学校、看護短大、看護系大学、看護高等学校専攻科といった看護師養成所といわれる学校での教育がおこなわれています。これらの看護師養成所を卒業して初めて看護師国家試験の受験資格を得ることができるのです。

このように看護に関する教育や研究などに使用される多くの書籍を看護の教科書として位置づけることができます。

また現在日本では、看護師となるためには最低3年間の教育が必要と定められていますが、医療が高度化するに伴って、看護に必要とされる知識が今まで以上に増大している事実があります。医療ミスの予防や医療倫理的問題への対応能力の観点からも4年間の看護教育や卒業後に1年間の臨床研修の義務化を推奨する意見などがあり、検討されているのが現状です。
 

看護の教科書は売ることができます

読書を楽しむ人が増えている近年では、読み終わった書籍は古本買取店で買い取ってもらうという選択をしている人が多くいます。古本買取専門店が査定をして古本の買取をおこない、それらを必要としている人たちに売ることでリサイクルしていますが、一般的に小説を含む一般書籍、専門書、児童書、絵本などを取り扱っている場合が多く、これらは古本業界においても需要があると考えられているからです。

一方で教科書の買取はというと、積極的に買い取る業者は少ないという状況です。ただ大学の教科書に限っては小中高の教科書と傾向が違います。大学では専門的なことを学ぶために教科書として専門書を用いることがあります。専門書は、専門性が高いために人気作品や話題の一般書籍などと違い常に安定した需要が認められること、書籍事態の価格が高いことなどから高額で買い取っている業者も多いのが特徴です。

看護の教科書も例外ではありません。看護の教科書は、医学系の専門書に属するため、教科書とはいえ高く買い取ってもらえることが多いのです。また看護を勉強している人たちにとっては何冊もの高額な教科書を定価で購入するのは負担となります。少しでも安く手に入れることができるのがそれらの古本なのです。

専門的な教科書は買取が可能なこと、古本で安く購入できることを覚えておきましょう。
 

看護の教科書を高く売るためのポイント

ポイント①

看護系の教科書は改訂する頻度が多いのが特徴です。翌年には旧版となってしまうことも頻繁におこります。そのため、看護の教科書は必要ないと感じたらすぐに売ることがポイントとなります。改訂版がでてからでは、もう買い取ってもらえないことが考えられます。旧版が買取可能な場合でも100円程度が相場だと考えていいでしょう。このように値段の変動が大きいという点でもスピード感をもって売ってしまうほうがいいといえます。最新の改訂版、また看護の教科書の中でも出版日が新しい教材や専門性の高い教材は高額買取が期待できます。

ポイント②

新しい参考書や市販の問題集・過去問などがたくさんある場合にはそれらをまとめて売ることは高価買取につなげることができます。看護の教科書だけでなく関係する書籍をまとめることで、価格が上がることがあるのです。

ポイント③

買取業者によって得意、不得意があることを事前にチェックしておくことも重要なポイントです。定価が高く安定した需要が見込める専門書などは高価買取されやすい傾向があります。ところが、古本買取店で専門書についての知識をもたない、それらを得意としていない場合では思ったよりも安い金額で査定されてしまうことがあります。専門書を得意としている買取業者、とくに医療、医学などの買取にちからを入れている業者を探すことが重要となるのです。

ポイント④

書き込みなどがあっても買取してくれる場合があります。それでもできるだけキレイな状態を保つことが高価買取につながります。ていねいに使い、売る際には表紙を拭きあげるなど簡単な手入れをするだけで買取価格に差がつくことがあります。買取業者は、見た目がキレイな状態である方が高い金額で売ることができるため、買取価格にも影響を及ぼすのです。
 

看護の教科書を売る際の注意点

看護の教科書は売るときに注意するべき点があります。系統看護学講座シリーズに関しては、買取不可または、非常に安い買取価格となってしまう場合があります。それは、看護学校で採用率の高いテキストのため、あらゆる学校でたくさんの学生が使用していると売ろうとしたときに、すでに在庫が多すぎてしまうという理由があります。どこの買取店でも似たような状況となるため値段が付きにくいという点があります。

また看護系のテキストは改訂頻度が高く、1年前のものが旧版となることも多いため、買取価格の変動が大きいことも注意すべきポイントです。買取店では改訂版がでると買い取った旧版の教科書は売れなくなってしまいます。

教科書やテキストを専門に取り扱っている買取店では、高く買い取ってもすぐに価格が下落してしまうような系統看護学講座シリーズを敬遠する傾向があるのです。また、ISBNコードがついていない教科書の場合、大手古本買取店など、チェーン店でも買取不可となっていることが多いため注意しましょう。
 

看護の教科書も売れます

注意点はあるものの、看護の教科書が売れないというわけではありません。医療や医学の分野であり、基本的には専門書扱いとなります。

事前にしっかりと買取店について調べておくことで、看護の教科書も売ることができます。買取不可の買取店もあれば、高額買取をおこなうところもあり非常にさまざまです。よくわからない場合には積極的に問い合わせをしてみることも大切です。

その中で高く買い取ってくれるところを見つけてみましょう。古本店などに急に持ち込みをすることはあまりおすすめできません。
 

まとめ

コミックや書籍と違い、専門性が高い看護教科書やテキストは、需要が限られるためにフリマアプリやオークションサイトを利用して売るのは難易度が高いといえます。専門書や医学、看護の教科書などに詳しい買取専門店があるので、売る前にしっかりと下調べをして適正な価格で買い取ってもらうことが得策です。看護の教科書を高く売る方法を参考にして、確実に高価買取につなげてください。