学術書の取り扱いが豊富な書店まとめ

学術書を購入したいときには、数、種類ともに取り扱いが豊富な書店、古書店がおすすめです。
 

学術書とは

明確な定義はありませんが、学者によって学術的、学問的に書かれた論文などを書籍化したものであると位置づけられます。

学問的な専門性がある程度高い書籍であり、専門書と近いものといえます。

一部の学術書を除くと、少部数で刊行されることが多く一般書に比べると1冊の値段が高いという傾向があります。

またより専門的なないようとなっているため、一般の書籍に比べると購入する人が非常に少なく、あまり売れないという傾向があります。

そのためどこの書店にもおいてある書籍とはいえません。規模の大きい書店や専門系の書店であれば販売している場合が多いでしょう。

学術書は、専門性が高く、研究者向けであるので表紙などは、無地にタイトルのみ、箱付など素っ気ないという特徴があります。

学術の出版物は多くの場合、理系の学術書では学術雑誌での発表が主流で、書籍の比重はあまり大きくありません。人文科学、社会科学などの文系では書籍の重要度は高いようです。
 

学術書にはどのような種類がある?

学術的、学問的、科学的、そして研究に関する本、ジャーナル、記事、論文をも含みます。さまざまなジャンルの研究に関する書籍、雑誌などが学術書として扱われています。デジタル化が進む近年では、学術書のオープンアクセスも増えてきています。

オープンアクセスとは、インターネットを通じ、研究成果や論文、学術情報、査読済み学術雑誌に掲載された論文などを誰もが無料で自由に閲覧可能な状態に置くことを指します。オープンアクセスとなることによって、学術書の価格などのハードルは下がり多くの人が触れることのできる機会が増えたともいえます。大学の図書館などでの利用が主な目的となります。
 

学術書の取り扱いが豊富な書店

一般的な書店などでは取り扱いが少ないと考えられる学術書。それではどこで購入できるのでしょうか。学術書や学術専門書などを得意とする書店をまとめました。
 

ジュンク堂書店 池袋本店

所在地 〒171-0022
東京都豊島区南池袋2-15-5
電話番号 03-5956-6111
営業時間 10:00~22:00
URL https://www.junkudo.co.jp/

全国展開のみならず、海外進出もしているジュンク堂書店。北海道から沖縄、台湾まで50店舗もあります。図書館のようなレイアウトが特徴です。書籍の品揃えと図書館に負けない快適さを追求しており、売り場面積が広いという魅力があります。専門書、学術書に長けているのでほしいものがきっとみつかります。ジュンク堂のネットストア「honto」の利用もおすすめです。
 

紀伊國屋書店

 

所在地 〒160-0022
東京都新宿区新宿3丁目17-7
電話番号 03-3354-0131
営業時間 10:30~18:00
URL https://www.kinokuniya.co.jp/

歴史ある書店で文学書や学術書などを中心とした各ジャンルの書籍数が多いのが特徴です。手に入りづらい書籍もここなら見つかるかもしれません。紀伊国屋書店のウェブサイトで書籍の在庫検索ができるので、店舗に足を運ぶ前に目的の書籍があるかどうかを確認することができます。
 

書泉ブックタワー

所在地 〒101-0025
東京都千代田区神田佐久間町1-11-1
電話番号 03-5296-0051
営業時間 11:00~20:00(平日・土日祝 年中無休)
URL https://www.shosen.co.jp/tower/3/

  
本店は神保町となっておりますが、秋葉原のブックタワーではジャンルごとに専門性の高い書籍を豊富に取り揃えております。特に数学、コンピュータ、資格、ビジネスにおいて長けている店舗です。店舗自体は東京にしかありませんが「SHOSEN ONLINE SHOP」があり、そちらを利用することで全国どこからでも購入可能となっています。
 

丸善 丸の内本店

所在地 〒100-8203
東京都千代田区丸の内1-6-4 丸の内オアゾ1階~4階
電話番号 03-5288-8881
営業時間 9:00~21:00(不定休)
URL https://honto.jp/store/detail_1572000_14HB310.html

「Book Museum」をコンセプトにした、和書約100万冊・洋書約12万冊の在庫数を持つ日本最大級の総合書店となっています。コンセプトが示すように、各階に美術館のような展示回遊スペースといわれる“ミュージアムゾーン”があります。本の在庫と配置場所検索ができる“Mサーチ”や本の相談を専門で受ける“ブックアドバイザー”などの機能が充実しているため学術書なども簡単に探し出すことが可能。

これらを見てわかるように、流通数の少ない学術書などは大型書店、なおかつ専門書の取り扱いが多い書店に限られます。しかしながらこのような大型書店はどこにでもあるわけではないので、店舗に足を運ぶことが難しい場合もあるでしょう。店舗のオンラインサービスなどを上手に利用する必要があります。
 

学術書を安く購入するには

学術書は時に、大学での授業で使われることもあります。学生は進級して学習が進むほど、より深い専門知識を学ぶことになります。

大学生にとっての教科書となる専門書のように、学術書にも一定の需要があるのです。とはいえ、部数も少なく1冊の定価が高いこと、そして頻繁に内容が改訂されることも少ないという理由から、特に学生の間では、新品ではなく中古の学術書を購入することが主流となっています。

必要としていても定価が高い学術書などを新品で購入するのは学生には厳しいもの。学術書などの古本はそのような学生などの強い味方といえます。
 

学術書は古本屋がおすすめ

新品は定価が高い学術本。古本買取店では販売を行っているところも多く、定価の20~30%OFFで入手することも可能です。

一般書に比べても流通量が少ないということは、古本買取店で買い取ってもらう際も高価買取してもらえるということになります。

高価な学術書などは、不要となったときに売ることを前提としている人も多く、できるだけキレイな状態を維持するべく大切に扱われている場合がほとんどです。つまり、古書店にならぶ古本といっても、状態のいいものが並んでいる可能性が高いといえます。

このような理由から、学術書などはどうしても新品がほしい場合などを除き、古書店を賢く利用するのがおすすめといえます。