たくさんの本が整理されずにその辺に平積みになっていませんか?本の整理で本に優しいすっきりしたお部屋作りしましょう。
本の整理が必要なわけ
本が好きな人は一冊読み終えると、すぐに次の読みたい本が出てきます。そしてどんどん増え、たくさんの本に囲まれます。
それらの本をわかりやすくキレイに保管するためには、本棚や収納できる場所が必要となるのですが、本の冊数によっては全てを保管することは難しい場合もあります。今ある本棚だけでは足りずに、ダンボールなどに保管しなくてはいけなかったり、部屋の隅に積んでしまったりということが起こると、見た目がよくないだけでなく、部屋も片付かず、本にもよくない環境となります。
本の整理をすることで、お部屋をスッキリ見せることができ、読みたい本をスッと取り出せるようになります。また掃除もしやすく本を長持ちさせることにつながります。本が好きな人にこそ本の整理は必要なのです。
専門家に聞いたおすすめの本の整理の仕方
実際に本を整理するにはどうしたらいいのでしょうか。持っている本をなんとなく本棚から出して並べ替えてみたり、本棚に入りきらずに床に積まれている本を無理矢理押し込んでみたりしていませんか?本の整理にはコツがあるのです。
専門家に聞いたおすすめの本の整理の仕方を紹介します。
本の仕分け作業
まずはなんといっても本の仕分けからです。最初のポイントとして処分するか保管するかを決めることから始めましょう。処分する本と、保管する本に分けます。そしてその中でさらに細かくわけていきます。
処分する本
古本屋で買取してもらうものと、ゴミとして廃棄するするものに分類します。古本屋での買取を考えているものについては箱につめていきましょう。廃棄するものはまとめてビニール紐などで縛っておきます。
基本的に、内容が古くなる可能性の高い雑誌や一度読んでそれから手に取っていない本などは、処分する本と考えていいでしょう。またいつか読むかもしれない…といった本も処分の対象です。いつか読むかもしれない、はきっと読むことはないと考えられます。思い切って手放してみることも必要です。また似たようなジャンルの本や全く同じ本が2冊、という場合も処分を検討してください。
保管する本
保管する本をジャンル分けします。コミック、文庫、雑誌など、それぞれにまとめてみます。
その中から、優先順位をつける作業をおこなっていきます。優先順位とは「よく読む本」「必要な本」「好きな本」とそれ以外です。よく読む本は何度でも手に取っているでしょうし、必要な本は仕事などで度々開くことになるでしょう。また好きな本は、持っているだけで気分があがるようなコレクション的なものになります。
優先順位をつけ終わり、それぞれにまとめたら次は本の大きさをそろえていきましょう。ここで大きさ別に分けておくと、次の段階で本棚に収納する作業がぐっと楽になります。
本の収納作業
本の仕分け作業後は、本棚に戻していきます。前の作業で、ジャンル別、優先順位別、大きさ別に分かれた本を場所を決めて本棚に並べます。サイズの大きいものや重い本ははできるだけ下の段にまとめましょう。本棚の安定だけでなく、何かの拍子に本が落ちてくることを想定すると上段に並べるのは危険です。また圧迫感を感じさせない部屋作りに重要なポイントでもあります。
下の段が終わったら上に向かってそれぞれ本をならべていきますが、正面から見たときにサイズ感の流れが出るように右端、もしくは左端、または両端に背の高い本を置き、真ん中あたりには背の低い本を並べるとキレイにみえるだけでなく、本のホコリをとったり掃除がしやすいというメリットもあります。
本が多ければ多いほど整理が大変ではありますが、自分の持っている本を把握するためのいい機会にもなります。
自分がどんなジャンルの本を好んでいるのかなどの傾向を知るチャンスともいえます。本棚に収納する以外にも、カラーボックスやちょっとしたおしゃれなかごなどを使う方法もあります。お部屋をどのように使いたいか、どんな風に収納するのが使いやすいかなどを考慮し自分に合った収納グッズを選ぶことも大切です。本棚にもスライドできるものや扉がついているものなどいろいろなタイプがありますがおすすめしたい本棚は高さを変えられる棚板がついているものです。
それもできるだけ細かく変えられるほど収納力が優秀といえます。本の高さに合わせて棚板を移動させることでよりキレイに効率的に収納できるというわけです。
処分する本は古本屋の買取を利用しましょう
ここで処分すると分類した本をどう処分するのかを考えてみます。本を捨てることのできるゴミの日がある地域では、ひもで縛ってまとめて出すことができます。しかし、ただ捨てるのは少しもったいないかもしれません。古本屋で買い取ってもらう方法もあるということを忘れてはいけません。全国各地にある古本屋では、読まなくなった本を買い取ってもらえます。本のジャンルや本の状態によって買取価格に差があるものの、せっかく買った本であれば少しでもお金に換金される方がいいと思いませんか?
また必要としている人の手に渡るのはリサイクルにもなります。最近では箱に詰めて送るだけで集荷から査定、買取までを無料でおこなってくれる古本宅配買取という便利な業者もあります。整理の際に、古本屋での買取を考えているものを箱に詰めるのはそのためです。どんな本でも買い取ってくれる業者もあれば、専門書などに特化した業者もあるため、事前に調べる必要はありますが本を無駄にしない方法のひとつとして古本買取を利用することをおすすめします。
まとめ
本の整理は、部屋をすっきり見せてくれる効果があり、読みたい本が一目瞭然で取り出しやすい、掃除がしやすいなどたくさんのメリットがあります。せっかく整理した本棚がまたごちゃごちゃにならないために、日頃から本を読み終わったら必ず元の場所に戻すといった行動を心がけるとキレイな状態を保つことができます。新たに本を購入した場合でも整理したときと同じようにジャンル別、大きさ別で本棚に追加することができます。そして定期的に本の整理をし、処分できるものは古本屋に売るなどすることをおすすめします。買い取りを希望する場合、本の状態がよければ高価買取につながることも少なくありません。
そのためにも本の整理をして、本にホコリがたまらないようにまめに掃除をすると本の長持ちにつながります。
これでいつでも整った本棚の前でキレイな本を好きなだけ読める生活を楽しむことができます。