医学書の処分方法と注意点

医学書の処分方法と注意点

医学書とは

医学書は、医者や看護師などの医療従事者になるための勉強につかう教科書や、薬に関するもの、人体の仕組み、さまざなな病気の治療法や知識を掲載している書籍で、一般向けに出版されているものに比べてより専門的な内容のものを指します。

そのため流通数も少なく、特に他の書籍に比べても価格が高いものが多く、医療を目指す学生にとって医学書の購入は大きな経済的な負担と言えます。
 

医学書の処分方法と注意点

何年も読み返すことなく本棚や押し入れにしまってある医学書の処分はどうすればよいでしょうか。

医学書は大きさや厚みのあるものも多く、そのままとっておくと場所をとってしまうのでいずれは処分を・・・と考えている方も少なくないと思います。 

医学書を処分するには主に以下3つの方法があります。

  • 捨てる
  • 寄付する
  • 売る

ではそれぞれの方法について見てゆきましょう。
 

捨てる

医学書を捨てる場合ですが、一般的に本は紙をリサイクルする資源ごみとして扱われます。リサイクルすることは、焼却や埋め立てする場合に比べて、エネルギー使用量や二酸化炭素が減り環境への負荷が大きく軽減されます。

また自治体によって資源ごみの日が決まっていたり、捨て方に決まりがある場合もあります。

基本的には、数冊ほどをまとめて紐でほどけないように縛って出しますが、冊数が多ければたくさんの重い本を抱えて、ゴミを捨てる場所まで何往復もしないといけないかもしれません。

なによりも、新品で5,000円~10,000円ほどが平均価格といわれている、高価な医学書をただ捨ててしまうのは少しもったいない気がするのではないでしょうか。

寄付する

医学書を寄付する場合、絵本や文庫であれば幼稚園や児童養護施設などがありますが、医学書の場合には主に図書館や大学の付属図書館が寄贈先となります。

しかしながら不要となったすべての本を快く受け入れてくれるわけではないため注意が必要です。寄付(寄贈)を考える場合には、まず受け入れ先の施設に連絡を入れ指示を仰ぐようにしてください。

また寄贈する書籍の送付にあたっては、送料は自己負担となったり、または持ち込みをお願いされる場合もあります。

売る

医学書を売る場合、買取業者に査定をしてもらい、医学書を買い取ってもらうのが一般的です。読まなくなった医学書が現金化され、なおかつ医学書を求めている次の人に行き届くため、社会的にも大変意義のある処分方法と言えます。

医学書は医療に従事する特定の人しか必要としないので、なかなか売れないのでは・・・と考えるかもしれませんが、実はそうでもありません。

最近はスマートフォンやフリマアプリ等の普及で中古市場は活性化していますし、流通量が限られている医学書は、一般の文庫や話題のベストセラーなどに比べると高値で売買される傾向にあります。

ですから買取業者としても医学書は積極的に買い取りたいジャンルの書籍のひとつということができます。
 

医学書の買取

ここまで医学書を処分する場合の3つの方法について見てきましたが、当サイトが強くお勧めしたいのはやはり”売る”という選択肢です。

お勧めする理由は以下です。

  • 買取代金が手に入る
  • 新たな医療従事者の教育に寄与できる

使わなくなった医学書を売ることでお金が手に入るだけでなく、間接的に社会貢献にも繋がるわけですから3つの中でもベターな選択ですよね。

では次に医学書を買い取ってもらう際の具体的な流れについて簡単に説明をしてみたいと思います。
 

医学書買取の注意点

医学書を買い取りに出す場合にはまず買取業者を探すところからはじめますが、この買取業者選びはとても重要です。

医学書は、町の古本屋や大手古本買取業者、一般的な買取業者でもある程度は高値で買い取ってもらえる場合が多いのですが、それでも買取業者によって査定額に数千円の違いが出てくることがあります。

医学書を高く売りたい場合は医学書専門で買い取りを行っている業者さんを選ぶのが賢い方法です。

町の古本屋では、古書などを扱っているところが多くみられます。一方で大手古本買取業者では人気作品やコミックなど、あらゆるジャンルを取り扱っています。どちらも医学書の買取を専門としていない場合には医学書買取は苦手分野といえるかもしれません。

そのため専門知識がない状態で医学書の価値や市場価格などを理解しないまま査定を行っている可能性が考えられます。これが買取価格の差として現れるひとつの原因です。

医学書専門で買い取りを行っている業者には医学書に精通した査定師が在籍していることが多いので、特別な理由がなければ医学書専門の業者さんを利用するのが無難です。

また業者さんを選ぶ際のポイントとして無店舗型の業者さんを選ぶのもよい方法です。

無店舗型の買取業者さんは店舗のテナント料などの固定費がかからないため、店舗型の買取業者さんと比べて高値で買い取りをしてくれる傾向があります。

インターネットで宅配買取をしている医学書専門の買取業者さんの中で信頼できそうなところを探してみるとよいでしょう。
 

医学書を高く売るためにやるべきこと

高価買取が期待できる医学書ですが、さらに買取価格をあげるためにできることがあります。保存状態がよいと判断されることは高価買取につながります。 
 

見た目をできるだけキレイな状態にする

事前にほこりや汚れなどを取り除いておくだけでも見た目が変わってきます。拭きあげるだけでも違いますので是非やっておきましょう。

付属品などはそろえておく

CDやDVDなど、付属品としてついていたものは、それも合わせて用意しておきます。付属品がないものは減額対象になる場合があります。

発行年月日を気にする

流行や人気に左右されず、古いものでも買取可能な医学書とはいえ、やはり発行年月日が最近のものである方がより高く買い取ってもらえる傾向があります。読み終わったら、早めに売ることがポイントです。
 

まとめ

医学書のおすすめ処分は医学書買取専門店で売る方法です。環境にもやさしい古本リサイクルで、医学書を必要としている人の助けになり、かつ自分にも還元されるからです。

ただ処分するわけではないと思えることが大事です。無駄に捨てるのではなく、意味のある処分方法として買取は最適です。

医学書は専門的な分野で特定の人たちからの絶対的な需要があり、需要があるので安定して高く買い取ってもらえます。

キレイに使うと、次の引き取り手にも喜ばれるだけでなく。買取価格もぐっとあがってきます。

処分のポイントをしっかりおさえ、ちゃんとした買取業者を選ぶことで、お世話になった医学書を気持ちよく処分したいですね。